ドローンとは、人が乗って操縦しない空を飛べる機体を指します。
「有人か無人か」がドローンと飛行機との違いになります。
それではドローンはどのような用途で使われているのでしょうか。

まず「軍事用ドローン」が挙げられます。
軍事用ドローンは、空中における攻撃、防御の両面を担う新しい兵器として、アメリカやイスラエルを中心に開発が進んでいます。
軍事用ドローンはレーダーやミサイルを搭載していて、敵の戦闘機と対峙したり、敵国の軍事基地を攻撃したりすることができます。
仮にドローンが撃墜されても、人が乗って操縦していないため、パイロットを犠牲にしないで済むというメリットがあります。
一方で、撃墜されたドローンが、街中に墜落したため、一般人が死傷するという問題があり、軍事用ドローンの使用に対して賛否が分かれています。

「民生用ドローン」は、一般人の使用を前提にしたドローンを指します。
民生用ドローンは、さらに「産業用」「レース用」「ホビー用」に分けることができます。
現在、日本で手に入れやすいのがホビー用ドローンです。
景色のいい場所で飛ばし、風景の動画や写真を空撮する目的で使われています。
レース用ドローンは、速度や操縦の腕を競うためのドローンです。
すでに日本国内でもドローンレースが開催されています。
産業用ドローンは、農薬を散布する用途や、警備点検用のドローンがすでに使用されています。
運送会社の配達員の代わりに宅配用の荷物を運ぶ、配送用ドローンが開発中で、近い将来、ECサイトで買い物をし、ドローンが家に荷物を届ける時代が訪れるかもしれません。